本日の一曲No116:ラストサムライ~The Way of the Sword

美しき日本語・・・ロックオン追悼:第4章

何故、こんなに重く響く哀しさが残るのか、毎日1度、例のシーンを見ては考えてしまいます。
そしてたどり着いた一つの答えが、言葉。
それは、伝える声優さんの凄さが大きいと思いますが、その言葉を選んだ脚本家の方のセンス、いや違うな、センスじゃなくて、情感が繊細で・・・。

ロックオンといえば、お兄さんというよりは、アニキ、という存在で、普段決して、丁寧な言葉をしゃべっているわけではないのだけれど、ところどころに入ってくる決め所の接続詞(この言葉が硬いな)が、やけに落ち着いていて、そのしゃべり口が、グッと来る。
その微妙な間に、唯の軽~るいアニキではない、冷静な価値観みたいな物を感じて見ていたのですが、今回は、この繋ぎ言葉に、ヤラレタ・・・。

・・・・。けどな、・・・
・・・・。だからさ・・・
・・・・。それでも・・・

否定。肯定。付加上昇。
死に向かって進んでいることをわかっていながら、止められない自分への心の連鎖だったのでしょうか。
戦っている時の激しい言葉の中の一直線な気持ちとは違うのに、静かに語られるこの短い言葉の中にこそ、彼の決意がこもってると思えて。
それぞれの言葉の最後の音、”けどな”の「な」とか”だからさ”の「さ」”それでも”の「も」
に哀愁を感じてしまうのです。
”けどな”が”けど”だったら、こんなに心に響かなかっただろうと・・・。

だからさ・・・、否定の接続詞なんて、いっぱいあるのに、この言葉を選んだ脚本家の方は、この短い言葉にあそこまで、命を吹き込む声優さんはほんとに凄いと・・・。

声優さんが、どんな台本を手にして、セリフを言っているのかわかりませんが、聞いた言葉を文字にしようとした時、それが、平仮名なのか、カタカナなのか、漢字なのか、間合いに「・・・」をいくつ付けるのか、それによって受ける印象が随分と違います。

だからさ・・・、「よぉ、おまぇら・・満足かぁ、こんな世界で・・・。」
「おれは、・・ぃやだね・・・。」
って書く時も、どの字をはめればいいんだろうと、すごく悩みました。
日本語の妙とでもいうのでしょうか、文字が持つ力って強い物があるから、難しい。
私もこうやって文を書いているわけですが、一番気を使うのが助詞の使い方かもしれません。
行間を読むって言う言葉がありますが、時と場合によっては、字間を読むといった方がいいのかも。
政治家の方達の話が心に響かないのは、演説の中に言葉の繊細な響きがないからだと思います。台本も演技?する方も2流なのでしょう。
ある、ラジオを聞いていてふと思いました。
結構辛口のアナウンサーの話を聞いていて、最後によく「・・・かもしれません」という言葉を付けるのですが、何度も何度も聞いていると、この言葉、逃げ口上の卑怯な言葉だと思えてきました。公共の電波だから、あまり偏った考えを口のするのは難しいのかもしれませんが、自分の意見として言っておきながら、一呼吸置いて、かもしれませんねー。じゃ、意見ではないだろうと・・・。

そうそう、ロックオンでしたね。
極めつけは最期の・・・ぃやだね・・。
の「だ」ですね。
この一つの音にズキューンでした。

今までも好きな声優さんはいましたが、三木眞一郎さん凄いですね、いっぺんに好きになりました。他には今好きな声優さんは、宮本充さんとか、いいですね。

本日の一曲No116:ラストサムライ~The Way of the Sword
日本語というのは、言葉と言葉の合間の静寂さえも音に変えてしまう様な空気があると思うのですが、この映画は日本映画ではないけれど、その空気を感じさせてくれる映画でした。
最近は何度も見たいともう映画は少ないのですが、この映画は暫くすると、又この空気を感じたくなる映画です。





機動戦士ガンダムOO ORIGINAL SOUND TRACK 2
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