本日の一曲No176:タクシードライバー

今日は、主人も私も年休、
映画を見に行ってきました。

ネタバレ注意
「ラスベガスをぶっつぶせ」

真面目で貧乏な青年が、才能をフル回転、お金を儲けるお話ですが、
同じ年頃の息子を持つ身としては、
主人公の心の変化とか、結末に
とても興味がありました。

奨学金を受ける面接で言われた言葉
「驚嘆できる何か」
があるのかないのか、
この問題は難しい・・・。

あるテストがあったとして、
同じ点数の人がたくさんいた場合、
どこかで、合否を決めなきゃならない時、
その合否を決めるのは、
その試験には全然関係のないスキルだったりする。
プラスαあるいは、特技、資格・・・。
唯、一生懸命、真面目にやってきただけでは、ダメみたいに・・・。

この映画のように、メチャクチャ優秀で、やるべき事はやってきた子ばかりの中から
一人を選ぶ場合、それも仕方がないことかと思うが、
今は、世の中も、これから色んな、試験や試練を
受けていく立場の人も、
そのプラスαの方を重視しすぎて、
基本になければならない、真面目とか、努力といった、
地味だけど、大事な部分を軽視しすぎている気がする。

それとは、ちょっと違うかもしれないが、
小中学校や高校生対象に、
よく、市や県、国、などで、○○の主張、とか、
弁論大会とか、青少年の意見を発表する企画があるが、
そのときの、最優秀賞とか、大きな賞は、必ずと言ってもいいほど、
何か、身近に障害物があって、
それを乗り越えて、とか、克服してとか、
美談的な要素を含んだ物が多い。

それはそれで、人間として、素晴らしい内容ばかりで、
普段のほほんと暮らしている私などでは、
いくら年を重ねても、その子達のような心の成長はできそうもないと
感心してしまうのだが、
その反面、
だったら、極普通に生活している子には、
賞を取るような、経験も出来なければ、
心を磨くことも出来ないのかと思うこともある。
特別な環境だからこそ思うこと、
普段の生活の中で感じること、
どちらも大切だと思うのだが、
普段の生活の中で気付いたことというのは、
当たり前なこととして、評価されないことが多い。

この映画でも、いくら真面目にやってきて、
その目標に向かって進んできたといったところで、
そんな事は何の評価にも値しないことを突きつけられる主人公の青年。
そして、呟く。
「俺は何もしてこなかった。」
そうなのか?
違うだろう・・・。

そのとき、ふと頭の中を息子の姿がよぎった。
映画の彼ほど、秀才ではない。
でも、小さい時から、常に目標に向かって、
その時やらなきゃならない事を、一生懸命やってきた。
今時、大学2年生でも、髪も染めなきゃ、パーマもかけない。
おしゃれに金を使うこともなく、
安いバイトも真面目に務める貧乏学生。
部活とバイト、勉強とで、遊ぶ時間はほとんどない。

でも、おかげ様で、今のところ
学資を気にする事はなく、
贅沢をしなければ何とかやっていけるだけの仕送りはしてもらえ、
奨学金も受けずに大学へ行かせて貰っている。

彼は、その事に感謝することを忘れてはいない。
我が家では、高校からそうだが、
義務教育ではない以上、行かせて貰っているという事を忘れるなと、
事あるごとに言ってきたので、
大学は尚更である。

大学ともなれば、色んな環境の生徒が集まっているから、
いろいろ聞くこともあるのだろうが、
最近になって、父の(父の会社の?)凄さを感じているらしい。

先日も、俺は満ち足りているから、ダメだね。
ほしいと思うものが浮かばないようじゃ、ダメだわ、と話していた。
満ち足りているのは、決して金銭面の事でないと思う。
気持ちの問題として、が大きいのだと思うが、
その事に、気付いているなら、何かを見つけることが出来るさ、と、
私はたかをくくっている。

娘も高3、もうすぐ部活も引退だが、
時間が出来てもバイトはしないと言い切る。
どうせ、来年の春、就職したら、働くんだから、
今しか出来ないことをやると・・・。

主人も私もその意見には賛成。
夏休みや冬休みの短期でバイトも経験し、
働くとはどういくことなのかは、それなりに知っているので、
学生としてはそれで充分。
それより、彼女の言うように、学生の間しか出来ないことを
楽しめと。

息子にもよく言うんです。
主人も私も大学というところを知らない分、
イメージしかで大学がわからない。
やろうと思えば、何でもできて、
知ろうと思えば、何でも勉強できて、
でも、自分から手を伸ばさなければ、
何も得ることが出来ない場所。

だから、あなたには許された大学生活という時間を、
大いに”楽しめ”と。
遊ぶことと、楽しむ事は違うぞと。

彼がその事をどう理解しているかはわかりませんが、
今のところ、楽しく過ごしてはいるようです。

映画の中で、主人公の母が息子に言っていました。
「バイトに勉強に、・・・、それじゃ、自分の時間がないわね。
3時までは遊びなさい。」

その気持ちが良くわかります。
社会という物も知ってほしいし、
彼女だって作ってほしい。
そう、思うものなのです・・・。

本日の一曲No176:タクシードライバー
二面性のある人って惹かれますね。
間違っても二重人格というのではなく、
エリートサラリーマンが、日曜日の我が家ではグータラパパというのとも違う。
例えば、「レイダース」のインディ・ジョーンズとか、バットマンとか、
表と裏、全く違う環境でどちらも輝いてる人。
現実の世界では、そんなのいないか?

普段はタクシーの運転手、夜になると殺人鬼っていう、
この映画の主人公みたいな人は怖いし、困りますけどね。
でも、最近、この手の二重人格者は多いようで、怖いですね。

ニューヨークを舞台にしたこの映画の作曲は、バーナード・ハーマン。
けだるいサックスの音が何ともいえないスコアと相まって、
唯の暗さとか、怖さとかじゃない、哀しみとか、やり切れなさとかが
伝わってくる、スコアです。
ニューヨークとかフィラデルフィアとか、アメリカの北部の都会って、サックスが似合う気がします。
ラスベガスはどっちかって言うと、ペットの音色かな?
主演の若き日のロバート・デ・ニーロが印象強いー、強すぎです。




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