本日の一曲No442:人間の証明~黒のファンタジー

無言の客・・・。

今の世の中、便利になりすぎているせいか、
機械に頼ろうとし過ぎているというか、
信じすぎていると言うか・・・。

というのも、今日、会社での出来事ですが、
丁度お昼休みの時間が終わった直後、
店頭に、二人同時にお客様が入っていらっしゃたのです。

「いらっしゃいませ!」
と、事務所にいる女性7人でお返事をし、
その内の一人が応対に。
前にいた初老の男性と応対している間、
横で立っていた20代後半の男性は、
何も言わずにいた。

当然、二人は同じ会社の管理者と従業員だと、
誰もが思っていたのです。
その内、若い男性が、来客用のベルを徐に押しました。
「ピーンポーン」
それで、その方の方を見ると、
斜に構えて俯いてそのベルを眺めている。
変な方だなと思いながら、そのまま様子を見ていると、
暫くして、又、ピーンポーンとベルを鳴らす。

「聞きに行った方がいいでしょうか」
と、新入社員の女の子が気にしだした。
そこへ、初老の男性の応対をしていた人が通りがかったので、
「あの方は同じご用件の方だよね」
とそっと聞いてみる。
彼女は、うんうん、と頷くので、
そうだよね、とそのままに。

そこへ、他の部屋から入って来た人が、声を掛けると、
その若い男性は、ボソボソとした声で、
怒り出した。
「この会社はどういう会社なの。
どれだけ待たせるの。
みんなして無視しやがって、俺、もう少しでキレル寸前だよ。
ベルも何回も鳴らしてるのに・・・。」

「申し訳ありません・・・。」

と対応した女性が謝り、部屋にいた女性皆、
その場ではありましたが、すみませんでしたと、お詫びを言った次第です。

確かに、二人が同じ用件で来たと思い込んだのが先ず間違い。
そして、ベルが鳴ったとき、他の用件の方だと気が付かなかったのもいけない。
非は確かに、私たちにあります。

が、
そこまで怒るのであれば、
何故、それまでに言葉を発しないのでしょう。
「こんにちは」
と言って入って来るわけでもない。
気が付いていないようなら、「すみません」
と声を掛けませんか。
それもない。
ベルを鳴らして、その反応を見はしませんか。
ベルの音にそちらを向くと、
下を向いてそっぽ向いて、人のいる方を見ない。
何がしたいんだか、わからなくて、
ちょっと怖い、変な人?
という感じで見てしまいませんか。

だいたい、そのベルが置いてある事自体、
この会社の欠点を曝け出しているような物なのです。
玄関のドアを開けて入ってくれば、7人もいれば、
気付いて当然。
なのに、何故、そこにベルがあるか。
知ってて知らない顔をするヤツがいるからです。
すぐに応対に出るようにと言われても、
気が付かないからと、弁解をするヤツがいるからです。
神経が鈍感になっいる上に、やる気がない。
だから、最終手段として、そのベルは置いてあるわけで・・・。
でも、結局、いつも店頭で応対をしている人は同じ人。

午後の店頭の応対は職員でやると、
何度決めても、なし崩し。
今日だって、結局応対していたのは、パートのオバチャン。
その人たちにもいけない所はあるんです。
職員が対応する、それも教育だからと支社長命令で言われているのに、
つい、出てしまう。
だから、職員さんは、元通り。
出なくていいや、になっちゃうのです。

今日の事も、おかしいと気付かなければいけないのです。
(私も含めて)

機械と人間の大きな違いの一つに、
”あたりまえ”
という事に対する概念があると思います。
機械のプログラムでは、こうなって当たり前。
ならなければ、どこかおかしい。
決められた結果に、それより下もなければ、上もない。
人間の感性は、思い通りにならない事のほうが多くてあたりまえ。
人と人との関わりに、これが最善というものはない。
最善を求めて、日々変化していくものだと。
折角の人間の特権を、プログラム社会に奪われてしまっている気がします。

しかし、いくらお客様だとはいえ、
何様?と思いたくなる人でした。
気付いてくれるまで、自分では動かない。
相手が気付いてくれて当たり前。
人付き合いの下手な現代人の象徴のようにも思えました。

でもね、お客様は神様なんです。
「今度から、気をつけまーす!」
って、大きな声で言ったのは、
職員さんへのあてつけでもあったのですが、
わかってないだろうなー。

本日の一曲No442:人間の証明~黒のファンタジー
1977年の日本映画です。
主題歌ほか、佳曲がいっぱいのこの映画から、この曲を。
音楽担当は大野雄二。
ジャズっぽい、彼のスコアが、重苦しくなるテーマのこの映画を、
都会的なセンスを感じるしゃれっ気のある映画にした、一つの要因では?


そういえば、二日ほど前、
娘と買い物に行ったときの事。
車椅子の老人が、大きなガラスのドアを開けて出て行こうとしていたので、
娘に「開けてあげたら」と言った。
娘もすぐに走って行って、ドアを開けてあげたのだけれど、
その老人は、開くのを待ちきれないほど、
すり抜けるように出て行って、
お礼の言葉も何もなく、ただ、さっさと車椅子で去っていった。
これも、どうかと・・・。
若い人だけじゃないかな、人に対する対応の下手さって・・・。



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この記事へのコメント

ますけん
2009年09月24日 23:21
人間の証明のアルバムは大好きです
もう何度聴いたことだか
JAZZYであったりスピード感あったり、まったりしたり・・曲の構成もまた好きです
♪ママーっは、カラオケで一曲目に歌うとのどが潰れます
2009年09月29日 12:26
ますけん様、コメントありがとうございます。
お返事が随分と遅くなってしまいました。
この映画、音楽が豪華ですよね。
子どもの頃の私には、映画自体は暗くてちょっと怖いイメージが。
あれ以来、麦藁帽子が怖い物に思えて仕方がありません。
ますけん
2009年09月30日 00:16
そうですね
でも麦わら帽子かぶった人もそう居ませんよねw
以前、大野さんのライブに行って、当時の映画♪について色々教えてもらったことがあります
http://blogs.yahoo.co.jp/masquen27/31617144.html
2009年09月30日 06:50
ひぇ~!
一般人間にどっぷり浸かっている私には、
名の知れた方と直接話できる方とは、
どんな方なのだろうと、
その方も、特別な人になってしまいます。
凄い・・・。

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