本日の一曲No474:エアフォースワン~メインタイトル

V字飛行・・・。

ひとつ、イベントが終わりました。
息子の就職活動ってやつです。

昨日の夕方、電話があり、落ちました、との連絡。
本試験を受けるまでに、選考が2回。
それを通過して初めて一次試験。
その一次試験で、不合格というわけ。
一次試験は、複数面接と、簡単な実技試験。
本人も、私たちも、あれだけの試験の何を見て、
合否を決めるんだろうねと、
不思議に思うほどの簡単な内容。
息子も、受かるというよりも、
落ちる要素を見つけられず、たぶん合格するだろう、
と、思っていたようで、不合格の通知に、愕然とした様子。

通知といっても、今の時代らしく、
インターネットで検索すると、結果が出るという、
低予算、迅速、そして味気ない、の3拍子揃った方法。

何があっても、ほとんど落ち込んだ事のない彼が、
珍しく死んでました。
3時過ぎに結果がわかると聞いていましたが、
仕事を終わって帰ったら、3時半過ぎ。
メールでも来てるかなと、確認しましたが、何もなし。
回線を切ったと思ったら、電話がなりました。
(我が家は、未だに、ダイヤルアップの為、
IEと電話が一緒には使えません)
たぶん、息子だろうと出てみると、案の定。
しかし、「お母さん・・・」
と言った声がすでに死んでる。
駄目だったなー、と思いつつ、次の言葉を待つ事、
数秒、10数秒・・・。
なかなか、何も言い出せずにいる彼に、
どうだった?
と此方から話を向けると、漸く、
「ふーん、落ちた。」
と、声も落ちていた。
その後も、言葉は続かず、
あの、しゃべらないと息が出来ないという、
おしゃべりな彼が、無口になってる。

学課試験とか、数値で出る試験と違って、
面接とかで×印をもらうのって、
人間として否定された感があって、辛いですよね。
本人も、何がいけなくて落ちたのかが、
自分で納得出来ないだけに、余計に落ち込んだのだと思うのですが、
逆に、この段階で(なんせ、5次まで試験はあったので)
落ちたという事は、
受けた会社の社風に、彼が合わないって事だから、
もう、どうしようもない世界。
彼の事をよく知らない人から出されたNOは、
そんなに気にしなくていいじゃないと。
よく知った上で出されるNoよりは、傷口が小さくて済む気もします。
(これまでにも、人間的に否定された経験もある事だし・・・)

「君、初めての挫折、ってわけじゃやないんだし・・・。」
と言いつつ、こちらも、言葉が出てこない。
電話の向こうの空気が泣いている。
何も聞こえてこない重い空気がわかるだけに、
こんな時、遠くにいるって事が、哀しいなーと、

ふたりとも、黙ったままの数秒が、何回繰り返されたでしょう。
私は、この結果に落ち込んでもいなければ、
逆に、ほっとした部分もあって、
息子には申し訳ないけれど、これで良かったと思う気持ちの方が強かった。
でも、自分で目指した道だから、うまく行けばそれが一番とも思っていましたが、
彼が、ここまで落ち込むとは思っていなかったので、
こちらも、ちょっと、ショック。

元気づけてやりたいと思うのですが、
何て言ったらいいのか・・・。
こちらまで落ち込んだように伝わってもいけないし、
かと言って、元気に気にすんなというのも、どうかと。

「今日だけは許~す。
とことん落ち込め。
でも、明日は、元気になれよ!」

「ふ~ん。」

ちょっと、笑いながらも、「はい」とは言えない様で。

「ヤケ酒は危ないから、ヤケ喰いでもしたら。
って、女の子ならそれもありだけどね。
男はそういうわけにもいかないか。
男はつらいね。」

などと、冗談をいいつつ、又無言・・・。
電話を切るにも切れず、
父にも、夜電話するのかと聞くと、
しない、というので、じゃ、言っとくね、それじゃ、
と、やっと、切る事が。

電話を切ってから、私もいろいろ考えてしまった。
たったの2.30分の面接で、何を見るんだろ?
たくさんの人を見てきた専門家のこと。
きっと、はっきりとした選考基準があるのでしょうね。
息子の場合、突然始まった就職活動。
心構えも、下準備も整っていなかった事自体、
就職活動、そのものを甘く考えていたのだと思うので、
今回の事は、いい経験だと思います。
長く付き合えば、この人はどんな人って、
大体わかりますが、
就職試験とは、精々、面接の数十分で、
自分というものをアピールしなくちゃいけないわけで、
このアピールという点が、
彼の一番苦手な事でもある。
高校時代、野球部のときにも、
友達や、コーチからよく言われてきた事です。
自分から、売り込むような事はしたくない。
それでは、この世の中、生き抜いてはいけないのですよね。

電話を切って、1時間。
そろそろ落ち着いたかな、とメールを書いていたら、
電話が鳴りました。

「お母さん」

あれ、元気な声???

「どうした?
何か、急に、元気そうだね。」

「そうなのよ。
なんかねー、急に元気になった。」

「明日には元気になれって言ったけど、早すぎやろー。
今、ちょっとは元気になったか?って、メール作ってたとこじゃん。」

彼は、おもしろそうに笑ってました。
声もだけれど、電話の向こうから伝わってくる空気が、いつもの感じ。

「落ち込むときは、ドーンと一気に行った方がいいよ。
中途半端は駄目だね。」

「そうだね。」

「しかし、君、立ち直り早過ぎ。
ま、いいけど。
今晩ぐらいは、外で食べてきたら。」

「そうするかなー。」

「ひとりで、ボソボソ食べてるより、いいんじゃない。」

・・・・ ・・・・ 。

無理をしている感じはありませんでしたが、
心配かけまいと、から元気でもいけないしと、
無理して、元気にしなくていいんだよと言ったら、
そんな事はないと言ってました。
小さい時から、周りの人の感情に気付き過ぎる子なので・・・。

元気になったのはいいけれど、
そんな事を考えると、返って此方がしんみりしてしまう。

主人も帰ってすぐ、どうだった?
落ちたと聞くと、
エーッ!
とでかい声で叫んでいましたが、
元々、息子には、技術者の道もあると言っていた人なので、
これまた、それでいいじゃんって感じ。

彼には、彼が進むべき道が、他にあるって事で、一件落着。
主人などは、先日、来年のドラフトまで気にしていた人ですから・・・。

しかし、二十歳になっても、素直に感情を見せてくれる事に、
まだまだ、甘えてくれるんだと、嬉しさもありました。
「来てくれって言ったら、いつでも行って上げるよー!
ただし、○NA以外の交通手段でね。」
(元々、安い高速バスでしか行かないんだけど)

今度、空を飛んでる飛行機みたら、
ゴム鉄砲で、狙い撃ちだー。
(単なる、逆恨み、ストレス発散??)


本日の一曲No474:エアフォースワン~メインタイトル
1997年、アメリカ映画です。
主演は、ハリソン・フォード。
音楽は、ジェリー・ゴールドスミスです。
パイロットという職業って、この曲が象徴するように、
やっぱり、カッコ好さとかが付き物ですよね。
威厳、信頼、そんなものを背負って、飛んでいる。

パイロットの資格にも、書面には出てませんが、
容姿端麗って、あるのでしょうかね。
面接に来ていた現役パイロットの人、カッコ良かったと、息子も言ってました。
一目見て、そういうオーラも大事な事かもしれません。
その点、息子には、・・・無理かもな。
一応、身長163cm以上という規定はクリアしていますが、
164cmという、その見てくれだけでも、
かなりのハンディがあった事に間違いはないと思います。
本人のせいではないので、本人には、言えませんけれど。

○NAが駄目なら○ASAはどうよ?
見た目、似てるけど、異なるものに、なんてね。











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