本日の一曲No549:舞鶴雪月花

演劇アカデミー第26回・・・。

今回の講義は、日舞。

講義の内容よりも、前日になって言われた持ち物に唖然。
着付けの実習もあるので、浴衣を持って来いという。
お嫁に行くとき、浴衣を持たせてもらったが、
それから約25年。
一度も着ていない。
祖母が着物の仕立てをやっていた関係で、
母の着物を作り直してもらったり、
新調してもらったりと、着物類は一通りもたせてもらったが、
残念ながら、今の時代、普段着物を着て過ごすこともなく、
申し訳ないが、箪笥の肥やしとなっている。
いざ、引っ張り出してみても、果たして体に合うかどうか。
足袋のサイズも今よりは小さめ。
体中が全て膨張している。
心配しながらも、買いなおす時間もお金もないので、
そのまま持っていきました。
講師の先生のほかに、踊りの先生たちが助っ人として3人ほどいらっしゃり、
生徒たちを次々と着替えさせてくれました。
私も一人では着付けできないので、先生のお世話になりました。
さすがに鮮やかなもので、身幅の足りない浴衣をきれいに着付けていただきました。
しかし、持って行った腰紐が短く(ただ太っただけですが)
もう少しで継ぎ足さなきゃいけないところでした。

女性が20人ばかり、浴衣を着ると、いつもと空気が変わります。
そして、いろんな色、柄に、日本人の感性の豊かさをあらためて感じました。
今、店先に並んでいる浴衣は、いろいろありそうで均一化された雰囲気がありますが、
40台から10台まで、いろんな世代の人が自前の浴衣を着てみると、
その時代時代の流行とか、生地の変遷がよくわかります。
デザインもさまざま。
帯の色合いもさまざまで、洋服では考えられない色の組み合わせが新鮮。
祭りのとき、それも殆んど夜しか着られる事のなくなった文化がホント、残念。
そういう私も、着てませんでしたが。

いざ、講義に入ると、日本舞踊と歌舞伎の違いは?とか、
衣裳に使う着物の事とか(前日の洋物の衣裳との考え方の違いがおもしろい)
とか、日舞の鑑賞の仕方を教えていただきました。
歌舞伎の幕が左から右への一枚なのは、巻物を開ける事を表しているからで、
よって、登場は必ず下手から上手。
上手側はお囃子が並び、行き止りになっている。
そのお囃子も西洋のように壇下ではなく、演技者を見ながらの演奏なので、
絶対にずれない。
又、西洋音楽ではテーマが何回も繰り返されるが、
和歌に付けられた邦楽では、一切繰り返しのフレーズはないとの事。
花道の途中に設けられているセリは、人間は使わないので、
その場所から出入りする生き物は、全て、妖怪や動物(虫)という事になる。
日舞に出てくる動植物は全て、人を表している。
踊り手は、表したい世界観を表現しているのであって、
ストーリーはなく、人物設定などは関係ない。
一枚の絵を鑑賞するように見て欲しい。
など・・・。
見せていただいたDVDは、「舞鶴雪月花」
3幕の長唄でしたが、
この演目ひとつの中に、
一幕・・・春から夏・昼から夕暮れ・若い
二幕・・・秋から冬・夜から朝・壮年
三幕・・・冬から春・夜から朝・老年
と、一日、一年、一生という時間の経過を織り込んで表現されている。
凄い・・・。

後半では、実際に所作を習ったりと思いのほか楽しい時間でした。
普段、いかに自分の姿勢が悪く、のんべんだらりと生活しているかを、思い知る事にも。
数日後には、きっとあちこちが筋肉痛になりそうです。

本日の一曲No549:舞鶴雪月花
先代、中村勘三郎氏のペンネーム?が舞鶴(間違って覚えていたらゴメンなさい)。
演じるその方の為にと作られた長唄だと・・・。
作は、萩原幸夫氏。
今までは、ああー綺麗な着物に踊りだこと。
ぐらいにしか見たことのなかった、日舞ですが、
今度ゆっくりと見てみたいと思いました。






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この記事へのコメント

NIMA
2010年08月26日 09:58
オペラの衣装から日舞まで
本当にいろいろなことを幅
広く学ぶのですね。私も昔
日舞もレッスンにありまし
た。日舞は手や足を普段は
けっしてしない微妙なとこ
ろで曲げるので、後に大変
な筋肉痛になったことを覚
えています。
2010年08月26日 12:42
NIMA様、コメントありがとうございます。
そうなんです。
ほんと、いろいろ盛りだくさんのカリキュラム。
付いていけない~。
ですが、頑張ってみますね。
アカデミーの生徒さんの中にはプロの方もいると書きましたが、大道具を造っていらっしゃる方から、応援の依頼があり、実際に舞台で使うセットを作ったり見たりさせていただけるという事で、今週末はそちらにも顔を出してこようと思っています。
私としては、そちらの方が楽しみかも・・・。
夏休みももう少し、頑張りましょう!

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